学内のチェック、質疑応答のポイントとは?
キャンパスツアーがある場合は、学校のどこを確認するか、面談や質疑応答がある場合は、どんなことを聞くか、事前に考えておきましょう。そのためにも、パンフレットや公式ホームページ、配信動画はぜひ目を通しておきたいものです。
1キャンパスの規模・環境
「広々としたキャンパス」を売りにする大学もありますが、キャンパスツアーでは、校内の距離感を見ておきましょう。大学によっては一般教育や教職課程は学部共通の科目も多く、雨の日に広いキャンパス内を歩き回らなければならない場合もあります。逆にキャンパスが小さく少人数の場合、確かに専門的な勉学にはいい環境ですが、サークルの数などは少なく、学内の友人も限られてしまいます。また、交通の便が悪い立地の場合、バスや電車など交通機関やスクールバスの運行状況も把握しましょう。
2カリキュラム
カリキュラムがパンフレットなどに出ている場合は、その学科の指導内容を調べて、学びたい学問とすり合わせられるかを考えておくと、より具体的な話が聞けます。
3施設・設備
施設・設備は豪華さよりも清潔で明るい雰囲気であることが大切。実際に自分がどの程度使えるかがポイント。図書館などの施設は閉館時間もチェックしましょう。
4学費・奨学金制度
高等教育の修学支援制度が利用可能か、学内やその地方公共団体に奨学金制度があるのか、特筆すべき減免制度があるのかなど、修学資金について聴いてみましょう。奨学金の締め切りは全体的に意外と早いです。
5取得できる資格・免許
特に資格取得を主な目的としている専門学校の場合は、具体的な資格や在学中に取得できる免許・国家資格を説明してくれます。カリキュラムや合格率、さらにどんなメリットがあるのかをせび聴いてみましょう。
6卒業後の進路
就職部やキャリアセンターをチェック。就職実績一覧表を見れば、その学校からどんな企業に就職できるのかが分かります。
7留学・研修制
留学先、提携校、内容、期間や時期の他、特に最近のWディグリー制の場合などで、留学先のカリキュラムが卒業単位として認められるのかを確認しましょう。
8選抜方法
最近の選抜方法は多彩で、学校推薦型選抜、一般選抜、総合型選抜(専門学校では現在もAO入試の呼称が多い)などのほか、一般選抜自体も地方入試や共通テスト併用型などさまざまな入試方法があります。学校説明をよく聞き、自分にもっとも適した入試システムを見つけましょう。
9教授陣・研究内容
マスコミや著書で有名な教員に注目がいきがちですが、指導内容が自分の希望とあっているかどうかが最重要ポイント。指導教員の経歴・職歴もチェック。
10キャンパスライフ
理系/文系大学・技術系/美容系専門学校などジャンルによって全く雰囲気は異なるので、短い時間ですがなるべく雰囲気をつかみましょう。部活動・サークルの種類や活動状況もチェック。