在校生・先輩メッセージ
ニホンカシセンモンガッコウ
在校生・先輩メッセージ
楽しい実習とテストの緊張感
緩急のある学校生活です
大のパン好きだった祖父の影響で興味を持ちましたが、入学の決め手は、オープンキャンパスでいただいたバゲットが驚くほど美味しかったことです。実習もレベルが高く、材料も良いものを使っています。
学校生活で忘れられないのが、テストの緊張感。先生の前で、クラス全員が一斉に同じ作業をするのです。授業と違って全部を一人でするのが大変でした。一方で、ふだんは先生も親しみやすく、毎日楽しく学んでいます。同級生とはパンの情報交換をして、休日にお店に訪問しています。
卒業後は、学んだことを生かしつつ、開業する親戚を手伝う予定です。最近は、美味しいパン店が地方にあったりしますよね。お客様が「わざわざ」買いに来てくださるような、笑顔になれるお店を営みたいです。
スピード感がある授業は
集中力が試されます
実家が洋菓子屋で、母も卒業生なので日菓専を勧められて入学しました。パティシエ技術学科は1年間の短期集中型なので、クラス皆の集中力が高いです。先生のお手本など、目にしたものをすぐに真似できるという吸収率がすごいです。自分も負けないように、日々努力しています。
学園祭ではクラスの皆で話し合って、シュークリームのタワーに取り組みました。授業では、これまでに学んできたことを組み合わせて、配合から考える創作菓子に取り組んでいるところです。
洋菓子作りの初歩から集大成としての卒業制作まであっという間。スピード感があって大変ですが、「やればできる」環境です。ブライダル企業に就職が決まり、将来は人に幸せを届けるウェディングパティシエを目指しています。
誰かの一生に残るような
ケーキを作るのが夢
3人班という少人数制に惹かれ、日菓専を選びました。2人だと作業が回らないし、4人だと自分が携わる内容が減ってしまうから、経験を積むのにちょうど良い人数なのです。パンや和菓子にも興味があり、一通り勉強できるのも良くて、製作の幅が広がりました。
今、卒業製作のディスプレイを構想中ですが、一部に和菓子の琥珀糖の技術を使うことにしました。就活時にはマジパンの実技試験対策で、直前まで先生に教えていただけたのが心強かったです。
就職先の結婚式場では、まずは皿盛りデザートから、いずれウェディングケーキを担当して、誰かの一生に残るものを作りたいです。クラス替えもありますし、他の学科の子とも仲良くなれるので、夢を語り合える仲間がたくさんできました。
決まったやり方だけではなく
多彩な製法や技法を学びます
高校時代に和菓子づくりに挑戦し、その楽しさを知りました。日菓専の実習は現場と同じ道具で量も多く、生地の状態を保つにはスピードも大事。先生に追いつけるよう、いつも大変です。
夕練では練切の仕上げを特訓しました。無数の方法があり、人によって指の向きや力加減なども違うので、幾通りも比較しながら勉強しました。
市場調査の課題でも、いろいろなお店の配合をチェックして参考にします。ふだんから衛生面や製品の見た目には気を遣いますが、学園祭はより慎重で緊張感があり、お菓子を売ることの責任を学びました。
他学年とも共同で作業し、その後も交流が続いています。和菓子の魅力は、背景に日本人の心や伝統行事があるところ。それも一緒に伝えていく職人になりたいです。
コンテストにも挑戦して
仲間と腕を磨き合います
入学前からハイテクニカル学科に興味があり進級しました。
少人数なので先生の技術や経験を丸ごと教わる感覚です。昔見ていたレシピ本もより詳しく読み解けるようになり、成長を感じました。
実習では自分で決めないと進められず、苦手だからと敬遠もできない、常に動くような状態です。
ジャパンケーキショーでは3カ月かけて構想を練り、エコール部門の銅賞をいただきました。
クラスメイトからのアドバイスに意外な発想があったりして、ライバルでもあるけれど、お互いに応援する関係です。
やりたいことを知識や技術不足で諦めたくないので、就職先でも広く勉強したいです。
入学前は夢を口にすることに照れがあったりするかもしれないけれど、自分の気持ちに正直になって貫いてください。